読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

うつ病、知ったかぶり

私のうつ闘病記:誰でも知ってる病気だけど、私自身を含め「ちゃんと分かっている人」はとても少なかった。だから、少しでも伝えてみるよ。

抗うつ気分って、落ち込むのとどう違うの?

うつ病の人が周りから理解されない理由は、

「抗うつ状態」と「通常の落ち込み」の違いがわからないことにあると思います。

 

それは、抗うつ気分という症状が分からないからです。

例えば、、

「だって、嫌なことは誰にでもあるし、甘えてるだけなんじゃない?」

「落ち込んだときの気持ちのコントロールができないなんて、人として成長が足りないだけ。」

「性格が悪いから、そんな考え方をしてしまうんじゃないの?」

「私だって、辛い仕事を耐えてるのにズルイ」

って思うわけです。

 

 

うつ病になったことがない人が、うつ病の人に対してこんな風に思ってしまうのは当然です。

私も、うつ病になる前に似たようなことを感じたことはありました。

 

そして、実際にうつ病になると、

上記のようなことが、自分自身にも突き刺さるのです。

自分でも、

「(周りが言うように)本当は甘えているだけなんじゃないか?」

「頑張れば、なんとかなるのかもと」と思い、

ちゃんとした休養状態に入れるまで、時間がかかってしまいました。

 

実際に「うつ病の状態」と「落ち込み」の違いについて考えてみました。

 

私なりに、分かりやすく3つくらい説明してみます。 

①今まで、できていたことが、できない

ストレスは発散のためにしていた、カラオケも声が出せなくなり、つまらなくなったり、、

友人と遊びに行くのも、億劫。

もちろん、もともと会うのが面倒な友達もいます。

でも、今まで大好きだった友人でも億劫になってくるのです。

 

②もともと怠け者だったか、そうでないか

今思えば、私はもともと努力家でした。

学生時代は、運動会や持久走大会が近づくと、走り込みをしたり、

授業も比較的真面目に受けて、テストで合格点を取るために、テスト前はとても勉強するタイプでした。

何もしないでもできる天才タイプとは違って、努力してカバーするしかないレベルで、

必要な努力はするタイプでした。

それが、1から10まで、やらなければならないことは分かっているのに、

しかも、それは難しいことではないのに、できない。

これが、病気の状態です。

 

③そもそも、できないって?

するべきことが、できない感覚は、普段の面倒でやりたくない状態と違います。

この感覚は、、

つまり、高所恐怖症の人が高いところで動けなくなってしまう状態。

ゴキブリが世界一苦手な人をゴキブリのいる部屋に入れたような状態。

 

多くの人はゴキブリが苦手ですが、、

正常な人は、ゴキブリをスプレーかスリッパか何かで殺して、ゴミ箱に捨てる。

嫌だけど、頑張って退治するわけです。

しかし、本当に苦手な人は、ゴキブリがいると分かった瞬間にフリーズしてしまいます。またはパニックを起こして2次災害になってしまったり。笑

 

うつ病で、何かをしたいのにできない感覚はこれに似ています。

ただ、目の前の棚から靴下を出して履く、

なんていう、どう考えても簡単なことをするときにさえ、

頭が疲れる感覚とフリーズしてしまうのです。

なぜフリーズしているのか、自分でも分からず、落ち込みます。

そして、その感覚は、目の前にゴキブリがいる時のものに似ているのです。

実際にゴキブリがいると思っているわけではありません。

ただ、日常の些細なことが、とてつもない難関や苦手な事の様になってしまうのです。

理性では、やらなければならないと理解していても、生理的に受け付けない状態。自分でも、おかしいな感覚であるという自覚があるので、苦しむのです。

ただ怠けている人は、そういった状況に自己嫌悪したり、苦しんだりしません。

ただ、これは、なかなか他人からは分からないので、自己判断するときに参考にしてもらえると良いかなと思います。